Newsがわかる特別編「福澤諭吉がわかる 慶應義塾幼稚舎版」が、福沢の教育に対する思いをわかりやすく、今に伝えていると好評です。
この特別編は、慶應義塾幼稚舎(東京都渋谷区)が今年創立150周年を迎えたのを機に発行されました。毎日新聞出版が昨年出したNewsがわかる特別編「福沢諭吉がわかる」をもとに再編集していますが、幼稚舎が監修して、福沢が目指した教育のありようについて詳しく具体的に紹介しているのが大きな特長です。
福沢は、子ども向けに理科入門書である「訓蒙窮理図解(きんもうきゅうりずかい)」を書きました。「窮理」とは自然科学のことで、わかりやすい言葉を使って漢字にはルビをふり、イラストも多く掲載して、自然科学を学ぶ大切さを説いています。リズミカルな文章とカラーの地図で世界各国を紹介した「世界国尽(せかいくにづくし)」は、子どもたちの目を世界へと見開かせ、その教えは今の幼稚舎の国際交流プログラムに受け継がれています。家族を大切にした福沢が息子たちに毎朝半紙に書いて渡したという「ひゞのおしえ」も、紹介しています。
Newsがわかる特別編「福澤諭吉がわかる 慶應義塾幼稚舎版」はA4判、52ページ。幼稚舎が入試募集要項を発売している9月30日まで、幼稚舎で購入できます。定価1100円(税込)。書店やオンライン書店では販売していません。
Newsがわかる特別編「福沢諭吉がわかる」は、書店やオンライン書店で発売中。A4版、72ページ、定価700円(税込)。