新聞、ニュースでよく見聞きする時事問題やワードを「ニュース時事能力検定」がわかりやすく解説します。
地方自治体の議会は、その自治体の中だけで適用されるルールを制定することができます。条例は憲法や法律(国のルール)に反しなければ、 国の定めたルールにより範囲を広げたり、国のルールにはない罰則を設けたりすることもできます。
例えば、京都府亀岡市の「レジ袋提供禁止条例」(プラスチック製レジ袋を店が提供することを、有料でも禁止する)や、神奈川県川崎市の「ヘイトスピーチ禁止条例」(外国人や外国にルーツのある人たちへの差別や憎悪をあおる言動を、罰則付きで禁止する)などがあります。
自治体が国に先駆けてルールを定めることもあります。
請求に応じて公文書を公開する「情報公開条例」は1980年代初め以降、各地で制定されました。国の情報公開法(2001年施行)に先行した動きです。他人のたばこの煙を吸わされる受動喫煙の防止でも、一定規模の飲食店などに禁煙または分煙を義務づける条例を神奈川県が2009年に作った後で、国が2018年、同じような法律を整備しました。
(『2023年版ニュース検定 公式テキスト&問題集「時事力」基礎編(3・4級対応)』より)
次回は4月29日に配信予定です。
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ニュース検定とは?
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「ニュース時事能力検定試験」(略称、ニュース検定)は、ニュースを読み解く力を多くの人に身につけてほしいと、日本ニュース時事能力検定協会(養老孟司・名誉会長)や毎日教育総合研究所、各地の新聞社が共催して、年3回実施しています。
1級~5級まで6段階ありますが、4級は主に中学生以上、3級は中高校生以上が対象です。3・4級対応の『公式テキスト&問題集「時事力」基礎編』は、「脱炭素社会への道のり」「社会保障のこれから」「核兵器と向き合う世界」など22のテーマについて、グラフや図解を多用して最新ニュースをわかりやすく解説しています。また、「時事力Basic」でそもそもの基礎知識を身につけることができます。
4級と3級の検定問題は四つの選択肢から一つを選ぶ方式。各45問の約6割はこの本から出題されます。
次回の検定はいつなの?
「ニュース検定」で次回の検定日や、お近くの試験会場などご覧いただけます。
「ウクライナ侵攻がわかる」 ニュース検定 特集ページ公開
ロシアによるウクライナへの軍事侵攻について、2022年2月末から約3カ月間の動きをまとめた特集ページを、日本ニュース時事能力検定協会が公式サイトに特別に公開しています。