自民、公明両党は2月28日、2025年度予算の修正案を国会に提出しました。一般会計の歳出総額を政府案より3437億円減らし、115兆1978億円としました。(「Newsがわかる2025年5月号」より)
当初予算案を与野党(与党は政権を担当している政党。野党は政権の外にある政党)が話し合って修正する「国会修正」は1996年の橋本龍太郎内閣以来29年ぶり。国会修正で当初予算を減らすのは1955年以来70年ぶりです。歳出では、日本維新の会が求めた高校授業料を無償化する関連費用として1064億円を盛り込みました。
衆議院で過半数を下回っている少数与党の自民、公明両党は、野党の要求を一部受け入れて政府案を修正しました。予算修正案は3月4日、衆議院で自民、公明、日本維新の会などの賛成多数で可決されました。
参議院が予算修正案を審議中の3月13日、石破茂首相が3月3日に自民党の衆議院議員1期生15人と会食した際、首相事務所が土産として1期生側に1人10万円分の商品券を配ったことがわかりました。石破さんは「ポケットマネーで用意した」などと述べ、法律違反はないとの認識を示しましたが、自民党の派閥裏金事件が批判される中での判断に、強い批判の声が上がりました。
参議院予算委員会で野党議員の質問に答弁する石破茂首相=国会内で3月17日
上記画像をクリックすると「Newsがわかる2025年5月号」にジャンプします。
有料会員の方は電子書籍でご覧いただけます。
自民、公明29年ぶり予算修正案
https://www.newsgawakaru.com/news/55678/