いま日本では、これまでの働き方を見直そうという取り組みが進んでいます。働く人がそれぞれの事情に応じて働き方を選べる社会にするためです。そうした取り組みがなぜ、どのように行われているのでしょう。(「Newsがわかる2024年4月号」より)
働き方改革が目指すもの
働き方の見直しは、政府が「働き方改革」として議論を始めた2016年ごろから注目されています。働く時間が長くなりすぎないようにすること、同じ仕事をする人には雇われ方に関係なく、同じ給料が支払われるようにすることなどが柱です。
仕事と生活のバランスが取れた「ワーク・ライフ・バランス」を実現するため、政府は右の表のように法律を改め、2019年4月から次々に施行しています。