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【ニュースがわかる2024年5月号】巻頭特集は10代のための地政学入門

夏休みに行きたい! ミュージアム
「練馬区立牧野記念庭園」

いよいよ夏休みがやってきます。新型コロナウイルスが第5類感染症へ移行して初めての長い休みには、気軽に博物館や庭園を訪ねて、五感を使ってさまざまな“体験”をしてみませんか。もしかしたら、夏休みの自由研究も片付いてしまうかもしれません!

牧野博士が庭を眺め晩年を過ごした地

 現在、放送しているNHK連続テレビ小説「らんまん」の主人公のモデルとなっているのが、日本の植物学史に大きな功績を残した牧野富太郎博士です。自身を“植物の恋人”だといい、「草木の精かも」と疑うほど、心から植物を愛し研究し続けました。

 東京都練馬区にある牧野記念庭園は、牧野博士が94歳で亡くなるまでの約30年間を過ごした自宅と庭の跡地です。「我が植物園」と愛した庭には、今も300種類以上の植物が生育しています。

自宅の庭にたたずむ植物学者、牧野富太郎(1862~1957年)=東京都練馬区で1937年6月

書斎と書庫を再現

 牧野博士の研究への情熱を感じることができる、書斎や書庫が再現されています。病床につく93歳まで蔵書の山に埋もれるように研究に没頭していたといいます。

 床一面に本が積み上げられていた当時の様子を再現するために、約3200冊の蔵書のレプリカや、植物標本を作る時に使った新聞紙なども展示。博士が愛用した、のりやハサミ、万年筆といったこだわりの文房具も飾られています。

再現された書斎の様子。所せましと本(レプリカ)が積まれている=練馬区提供

書斎の机の上のこだわりの文房具(レプリカ)=練馬区提供

「テッテイ調査! 牧野富太郎」を開催!

 夏休みの特別企画として、7月12日(水)から8月31日(木)まで「テッテイ調査! 牧野富太郎」を開催中です。牧野博士や園内の植物に関するクイズを解きながら、牧野記念庭園をめぐることができるクイズシートを配布。あなたも牧野博士のこと、徹底的に調べてみませんか。

 また、講習室には図鑑や牧野博士に関する本を設置してあり、調べ学習をすることも可能です。このイベントに参加すると記念品(なくなり次第終了)がもらえます!

園内にある記念館の外観=練馬区提供

練馬区立牧野記念庭園(https://www.makinoteien.jp)
住所:東京都練馬区東大泉6-34-4(西武池袋線・大泉学園駅より徒歩約5分)
開館時間:9:00~17:00(記念品の配布は9:30~12:00、13:00~16:30)
休園日:火曜日
問い合わせ:03-6904-6403