税金は、その国で暮らす人々の安全や生活のために役立つ活動や、社会での助け合いなどに必要なお金をみんなで出し合い、社会を支える「会費」のようなものです。警察や消防の活動、 ごみの回収、年金などさまざまな公共サービスに使われていて、税金がなくては社会を保つことができません。このため日本国憲法は、税金を納めること(納税)を「国民の義務」と定めています。
国が集める税金(国税)の代表例として、個人の収入にかかる所得税▽企業の利益にかかる法人税▽買い物にかかる消費税――があります。
中でも、生活に身近な消費税は1989年に税率3%で導入され、現在の10%(飲食料品などは8%=軽減税率)まで段階的に引き上げられてきました。景気悪くても人々は食料品などの必需品を買うため、所得税などよりも安定した税収が見込めるからです。一方で、収入が低いほどほど負担感が重くなる「逆進性」の側面もあります。
「2025年版ニュース検定 公式テキスト&問題集「時事力」基礎編(3・4級対応)」より
毎週水曜日、金曜日に配信予定**
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ニュース検定とは?
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「ニュース時事能力検定試験」(略称、ニュース検定)は、ニュースを読み解く力を多くの人に身につけてほしいと、日本ニュース時事能力検定協会(養老孟司・名誉会長)や毎日教育総合研究所、各地の新聞社が共催して、年3回実施しています。
1級~5級まで6段階ありますが、4級は主に中学生以上、3級は中高校生以上が対象です。3・4級対応の『ニュース検定 公式テキスト&問題集「時事力」基礎編(3・4級対応)』は、「脱炭素社会への道のり」「社会保障のこれから」「核兵器と向き合う世界」など22のテーマについて、グラフや図解を多用して最新ニュースをわかりやすく解説しています。また、「時事力Basic」でそもそもの基礎知識を身につけることができます。
4級と3級の検定問題は四つの選択肢から一つを選ぶ方式。各45問の約6割はこの本から出題されます。
次回の検定はいつなの?
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