新聞、ニュースでよく見聞きする時事問題やワードを「ニュース時事能力検定」がわかりやすく解説します。
こども性暴力防止法が2024年6月に成立し、子どもを性犯罪から守る新たな取り組み「日本版 DBS」の導入が決まった。英国の仕組みを参考に、学校などが職員を採用する際に、性犯罪歴のある人を子どもと直接関わる仕事に就かせないようにする。
これまで、教員や保育士、ベビーシッターが性暴力を繰り返すケースが問題になっていた。こうした事態を防ぐため、日本版DBSでは、学校や保育所などの設置者に、子どもと接する教員や保育士らの性犯罪歴の確認を義務づける。学習塾、スポーツクラブなどの事業者も、国に申請して認定を受ければ 対象になる。
調べるのは、不同意性交等罪や不同意わいせつ罪、痴漢や盗撮といった条例違反などの前科の有無。性犯罪歴が確認されれば、事業者は職員を子どもと直接関わる業務から外すなどの防止措置を講じなければならない。
性犯罪歴をさかのぼって照会できる期間は、拘禁刑の場合は 刑を終えてから20年間、罰金刑は同10年間とする。2026年度の施行に向けて、国は制度の詳細を詰めている。
「2025年版ニュース検定 公式テキスト「時事力」発展編(1・2・準2級対応)」より
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ニュース検定とは?
「ニュース検定」は1級~5級まで6段階あります。1・2・準2級は大学生・一般が主な対象ですが、もちろん中高生でも受検できます。
『ニュース検定 公式テキスト「時事力」発展編(1・2・準2級対応)』は、「脱炭素社会への道のり」「社会保障のこれから」「平和な世界どうやって」など27のテーマについて、グラフや図解を多用して最新ニュースをわかりやすく解説しています。
検定の出題は、50分で各級45問。1級は四肢択一(選択肢から一つを選ぶ方式)と記述で、2・準2級はすべて四肢択一。2~5級の検定問題の約6割は、公式テキスト・問題集から出題されます。
次回の検定はいつなの?
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ニュース検定の問題に挑戦してみよう!
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