新聞、ニュースでよく見聞きする時事問題やワードを「ニュース時事能力検定」がわかりやすく解説します。
政府が推進する経済安全保障(*)政策の一環として、「セキュリティークリアランス(SC、適正評価)」制度の導入を柱とする新法が2024年5月、設立した。国が保有する安全保障上重要な情報を扱うのにふさわしい人物かどうかを国が審査し、問題がなければ資格を与える制度だ。
主要7カ国のうち、セキュリティークリアランスが未整備だったのは日本だけで、国内外から制度化を求める声が上がっていた。
一方、審査は対象者の家族・親族の国籍や犯罪歴などにまで踏み込むため、国民のプライバシー や知る権利が阻害されるとの懸念もある。
*経済安全保障……生活や産業に不可欠な物資が不足しないよう、政府がその確保に力を入れ、社会を支える仕組みの安全性を高めたり、国の競争力を左右する先端技術などを守ったりしようという考え方。米中の対立やロシアによるウクライナ侵攻、中東地域の戦闘など、自国の経済にとって脅威となる出来事が世界で相次ぐ中、従来の安全保障の考え方に加え、経済面で国や国民を守ることも同様に重要だと認識されるようになっている。
「2025年版ニュース検定 公式テキスト「時事力」発展編(1・2・準2級対応)」より
**毎週水曜日、金曜日に配信予定**
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ニュース検定とは?
「ニュース検定」は1級~5級まで6段階あります。1・2・準2級は大学生・一般が主な対象ですが、もちろん中高生でも受検できます。
『ニュース検定 公式テキスト「時事力」発展編(1・2・準2級対応)』は、「脱炭素社会への道のり」「社会保障のこれから」「平和な世界どうやって」など27のテーマについて、グラフや図解を多用して最新ニュースをわかりやすく解説しています。
検定の出題は、50分で各級45問。1級は四肢択一(選択肢から一つを選ぶ方式)と記述で、2・準2級はすべて四肢択一。2~5級の検定問題の約6割は、公式テキスト・問題集から出題されます。
次回の検定はいつなの?
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ニュース検定の問題に挑戦してみよう!
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