1945年8月6日午前8時15分、アメリカの原子爆弾(原爆)が広島市上空で爆発しました。人類史上初めて、核兵器が戦争で使われた瞬間です。続く8月9日午前11時2分、長崎市にも原爆が投下されました。熱線や爆風、放射線が人々や建物を襲い、大やけどを負ったり建物の下敷きになったりして、多くの命が瞬く間に奪われました。放射線は内臓の働きを低下させたり、白血球を減らしたりします。広島で約14万人、長崎で約7万人が、1945年末までに亡くなったとされます。
母親のおなかにいた胎児が障害を持って生まれたり、白血病やがんの症状が数年後、数十年後に表れたりした例もあります。被爆者や家族が就職や結婚などで差別を受けることもありました。原爆投下から80年、こうした被害の様子を次の世代にどう語り継ぐかも課題です。
「2025年版ニュース検定 公式テキスト&問題集「時事力」基礎編(3・4級対応)」より
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ニュース検定とは?
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「ニュース時事能力検定試験」(略称、ニュース検定)は、ニュースを読み解く力を多くの人に身につけてほしいと、日本ニュース時事能力検定協会(養老孟司・名誉会長)や毎日教育総合研究所、各地の新聞社が共催して、年3回実施しています。
1級~5級まで6段階ありますが、4級は主に中学生以上、3級は中高校生以上が対象です。3・4級対応の『ニュース検定 公式テキスト&問題集「時事力」基礎編(3・4級対応)』は、「脱炭素社会への道のり」「社会保障のこれから」「核兵器と向き合う世界」など22のテーマについて、グラフや図解を多用して最新ニュースをわかりやすく解説しています。また、「時事力Basic」でそもそもの基礎知識を身につけることができます。
4級と3級の検定問題は四つの選択肢から一つを選ぶ方式。各45問の約6割はこの本から出題されます。
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