新聞、ニュースでよく見聞きする時事問題やワードを「ニュース時事能力検定」がわかりやすく解説します。
日本の公的年金制度は、20歳になると全国民に国民年金への加入を義務づける国民皆年金が特徴で、1961年に始まった。
国民年金(基礎年金)は、 原則毎月定額(1万7500円程度)の保険料を20歳から60歳になるまで納め、65歳から亡くなるまで月6万9000円程度(40年間納めた場合の満額)を受け取る (2025年度)。
さらに、会社員や公務員らは厚生年金に加入し、 厚生年金の仕組みを通じて国民年金に加入する形を取る。厚生年金は標準報酬月額の18.3%に当たる保険料(本人と勤め先企業が半分ずつ負担)を納めれば、基礎年金(厚生年金のうち、国民年金にあたる部分)に加え、所得に応じた年金を受け取ることができる。
今の年金制度の骨格は、2004年の年金制度改革で決まった。それまでは「一定の年金額を支給するには保険料がいくら必要か」という観点から保険料が引き上げられていた。しかし、保険料を負担する若い世代の不安に応え、2017年度以降は保険料はほぼ固定され、保険料収入の範囲内で支払う 仕組みに改められた。
「2025年版ニュース検定 公式テキスト「時事力」発展編(1・2・準2級対応)」より
**毎週水曜日、金曜日に配信予定**
書影をクリックすると本の通販サイト「Amazon」のサイトにジャンプします
ニュース検定とは?
「ニュース検定」は1級~5級まで6段階あります。1・2・準2級は大学生・一般が主な対象ですが、もちろん中高生でも受検できます。
『ニュース検定 公式テキスト「時事力」発展編(1・2・準2級対応)』は、「脱炭素社会への道のり」「社会保障のこれから」「平和な世界どうやって」など27のテーマについて、グラフや図解を多用して最新ニュースをわかりやすく解説しています。
検定の出題は、50分で各級45問。1級は四肢択一(選択肢から一つを選ぶ方式)と記述で、2・準2級はすべて四肢択一。2~5級の検定問題の約6割は、公式テキスト・問題集から出題されます。
次回の検定はいつなの?
「ニュース検定」で次回の検定日や、お近くの試験会場などご覧いただけます。
ニュース検定の問題に挑戦してみよう!
公式サイトで模擬問題や過去問題を公開しています。力試しをしてみましょう。