注目の女子美術大学・共創デザイン学科
2023年に新たに設置された女子美術大学の「共創デザイン学科」は、まさに現代社会のニーズに応える先進的な学びの場となっている。社会が大きな転換期を迎える中、複雑な課題を一人で解決することは困難になり、多様な才能を結集し、対話を重ねながら共に価値を生み出す「共創の時代」へと突入している。この時代において、女性特有の他者への共感力とコミュニケーション力が重要視されている。共創デザイン学科は、まさにこの時代の要請に応えて誕生した。グラフィック、プロダクト、ビジネス、テックデザインの基礎を学びつつ、大手飲料メーカーや大手製造業といった日本を代表する企業との産学連携プロジェクトで、リアルな課題解決に取り組む。多様な人々と新しい価値を創造する「共創型リーダー」の育成を目指している。
この学科の特徴は、単なる技術習得にとどまらない、徹底的な実践型学習にある。学生たちは、企業が直面する複雑な社会課題や市場ニーズを深く分析し、従来の枠組みにとらわれない革新的なソリューションを提案する。地域の課題解決や持続可能な製品開発、ユーザー体験の再設計など、実社会で求められるリアルな課題に、多角的な視点とデザイン思考で挑む。プロジェクトでは、企業の担当者や異分野の専門家と直接対話し、徹底的な調査とプロトタイピングを繰り返す。そのプロセスを通じて、学生たちは単なる知識ではなく、課題発見力、対話力、構想力、チームワークなど、これからの時代に不可欠な実践的スキルを磨き上げていく。
企業との協働プロジェクトは、学生たちにとって単なる学びの場ではない。社会の最前線で、自らのアイデアを具現化し、イノベーションを起こす実践的な挑戦の場となっている。学生たちは、企業が抱える複雑な課題に対し、柔軟な発想と創造的なアプローチで挑戦し、時代が求める即戦力としてのスキルを在学中に磨き上げていく。
美術視点で社会を変える卒業生たち
女子美の教育は、生徒たちの多様な才能を開花させ、社会の第一線で活躍する卒業生を数多く輩出してきた。キャラクターデザインの世界で独自の地位を築いたクリエイター、世界的に評価される映画の美術監督、今日の視覚文化を牽引するアートディレクター、美術界で注目を集めるアーティストたち。美術、デザイン、メディア、企画、教育など、様々な分野で、卒業生たちは自らの「好き」を仕事に昇華させ、日本の文化とクリエイティブ産業に大きな影響を与え続けている。彼女たちの多くは、女子美で培った創造性と探究心を糧に、それぞれの道で独自の表現を追求し、社会に新しい価値を生み出している。
「美術が好き、ものづくりが好き、あなたの好きを伸ばす。この言葉に心が共鳴するなら、本校は必ずやあなたの可能性を無限に広げる、真の学びの場となるはずです」並木教諭は力強く語ってくれた。
所在地 〒166-8538 東京都杉並区和田1-49-8
TEL 03-5340-4541
学校公式サイト http://www.joshibi.ac.jp/fuzoku
海外進学支援 有
帰国生入試 有
アクセス
東高円寺駅(東京メトロ丸ノ内線)徒歩8分
国内外大学合格実績(過去3年間)
女子美術、東京藝術、武蔵野美術、多摩美術、東京造形、日本(芸)、東京都立、慶應義塾、国際基督教、学習院、立教、青山学院、立命館アジア太平洋など
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