「戦後80年企画」80年前の子どもたち【ニュースがわかる8月号】

スクールエコノミスト2025 WEB【普連土学園中学校編】

法政大学との高大連携の機会も

 学校間の協定による高大連携ではなく、自然発生的な高大連携の機会は他にも生まれている。昭和の名建築家であり、法政大学建築学科の礎を築いた大江宏氏が同校の校舎の設計を手掛けていた縁から、法政大学デザイン工学部建築学科の小堀研究室が進めている「大江プロジェクト」に中1から高3までの18人の生徒が参画。法政大生と共に大江氏の中期の作品である普連土学園の中学校舎の実測調査を行った。活動は広がりを見せ、都内にある大江建築のリサーチにも参加している。広報部長の池田雄史教諭は語る。「高大連携は形式よりも中身や密度。お互いに何かをやりたいという強い気持ちを抱けるかどうかが大切なのだと感じました」。能動的で生き生きとした学びから建築やインテリアへの興味が募り、建築学部を志すようになった生徒もいる。

 現在、普連土学園の理系現役進学率は4割。海外大学への進学の道も開かれていて、フレンド派のリベラルアーツカレッジであるアーラム大学、普連土学園の海外進学特別アドバイザーを務める多和教授の勤務校アマースト大学との交流も盛んになりつつある。

(文/菅原淳子)

所在地       〒108-0073 東京都港区三田4-14-16

TEL         03-3451-4616

学校公式サイト   https://www.friends.ac.jp

海外進学支援    有

帰国生入試     有

アクセス

田町駅(JR山手線・京浜東北線)徒歩8分

三田駅(都営浅草線・三田線)徒歩7分

白金高輪駅(東京メトロ南北線)徒歩10分

国内外大学合格実績(過去3年間)

東京、一橋、北海道、東北、筑波、東京海洋、東京外国語、東京藝術、お茶の水女子、千葉、秋田(医)、神戸、金沢、信州、山形、富山、岩手、帯広畜産、東京都立、名古屋市立、川崎市立看護、岩手県立、防衛医科、東京医科、東京女子医科、埼玉医科、獨協医科、聖マリアンナ医科、慶應義塾、早稲田、上智、国際基督教、東京理科、ベロイト、ノックス、アーラム、ハンガリー国立医科など