楽しみながら続ける 防災アクション10【ニュースがわかる9月号】

スクールエコノミスト2025 WEB【桐朋女子中学校編】

古典や文学作品の読解で教養を深める

 高1の「言語文化」、高2の「文学国語」では、古典や文学作品の深い読解を通じて教養を深める。課題図書は年間5、6冊。「私自身、中高時代は『なぜこう読まなければいけないのか』という窮屈さを感じていました。しかし、作品には必ず作者の意図があり、自分勝手な解釈は許されないことを大学で学びました。その理由を説明し、作品の本質に迫る読解指導を心がけています」と千坂教諭はいう。時代背景や作者の置かれた状況を踏まえた上で、文章に書かれた根拠を示しながら解釈を深めていく姿勢を重視しているのだ。こうした教育を通じて育った卒業生たちは、外資系企業トップ、世界銀行や国連職員、女性初の機長など、多彩な分野で活躍している。

 「表現は楽しいということを実感し、大人になっても創作や表現活動を続けてほしい」と布施教諭。確かな教養と豊かな表現力を備えた人材を育成する桐朋女子の教育は、これからも進化を続けていく。

(文/佐久間香苗)

所在地       〒182-8510 東京都調布市若葉町1-41-1

TEL         03-3300-2111

学校公式サイト   https://chuko.toho.ac.jp

海外進学支援    有

帰国生入試     有

アクセス

仙川駅(京王線)徒歩5分

成城学園前駅(小田急線)よりバス「仙川駅入口」下車徒歩1分

三鷹駅・吉祥寺駅(JR中央線)よりバス「仙川」下車徒歩7分

国内外大学合格実績(過去3年間)

東京科学、東京農工、東京外国語、東京学芸、東京藝術、お茶の水女子、筑波、神戸、横浜国立、東京都立、慶應義塾、早稲田、上智、東京理科、国際基督教、同志社、立命館、昭和医科、東京医科、北里、日本、聖マリアンナ医科、東京女子医科、杏林、東京歯科、東京薬科、津田塾、東京女子、日本女子、武蔵野美術、多摩美術など