注目キーワード
  1. 中学受験
  2. 社会
  3. イベント
  4. SDGs
【ニュースがわかる2024年5月号】巻頭特集は10代のための地政学入門

ニュースっておもしろい!学び深発見 「苦手なもの」こそ面白い!?

本誌巻頭特集では、不思議な生き物であるキノコについて学びましたね。ここではキノコの毒のことや苦手なキノコの克服方法についてフーマ先生と一緒に考えてみましょう。

Bさん:キノコって面白いね!!  だけど、毒キノコもいっぱいあるよね。なんで毒があるんだろう。食べられないように? 毒キノコを食べても平気な動物もいるみたいだよ

Cさん:人間には有害でも、ほかの動物にとって毒とは限らないってことなのかな。犬や猫にはネギ類がダメなんだよね? 何が毒になるか、動物によっても違うのは面白いね

Aさん:キノコの世界って未知数だよね。プラスチックを分解する菌類もあるって聞いたし、もしかしたら毒キノコから新しい発見があるかもしれないよね

フーマ先生:そうだね。キノコは今は菌類に分類されるけど、昔は植物だとされていたみたいだよ。もっと研究が進んだら、ほかの分類方法が出てくるかもしれないね。実は先生のおじいちゃんはキノコ採りの名人。とれたてのシメジやマイタケを、山形で食べさせてもらったことがあるし、キノコは大好き。だけど、うちの子どもたちはシイタケだけは苦手なんだって

私も同じ!! シイタケだけはムリなんだ。お母さんは栄養があるから食べなさいって言うけど、変なにおいがするし、大きいし、裏のひだもちょっと気持ちが悪い……

Bさん:僕も前は苦手だったけど、シイタケの栽培キットで育ててみたら、自然に好きになったよ。今度はエノキタケやエリンギのキットにも挑戦したいな~

Aさん:自分で育てるのは面白そう! 栽培キットだと、出てきたばかりの赤ちゃんキノコも見られるのかな?シイタケも小さかったらかわいくて好きになっちゃうかもね

フーマ先生からのひとこと:面白い発想だね!! 興味を持ったこと、気になったことを掘り下げて調べてみるのはとても大切。難しい研究じゃなくても、「苦手なシイタケをどうやったらおいしく食べられるか」「子どもはどうしてシイタケが苦手か」というのも十分立派な研究だよ。自分で栽培するのも楽しそうだね。苦手なものも違う角度から見ると、意外な発見や驚きがきっとあると思うよ。

取材協力:日能研 イラスト:しばざきとしえ