片づけが苦手、使用したものを元の場所に戻せない、という大人は大勢いらっしゃいますね。性格もありますが、そこには日頃の習慣が大きく関わっています。
私の作法教室でも、カードの箱や積み木、クレヨンなど使ったお道具をひとつひとつ丁寧に元通りにしてくれる子、自分が座った椅子も必ず戻してくれる子がいます。逆に、声をかけないと全部だしっぱなし、さらには、お帰りのときにも自分のお手提げにしまうのがめんどうくさくて、「おいていく」「せんせいにあげる」と言う子も！ もちろんそんな子は椅子も戻してくれていません。
子どもであっても、終わったら片づける。使ったものは自分の責任で元の場所へきちっと戻す。終わったら片づける。これはお子さん自身もご家族も、今後気持ちのよい生活を送るための基本です。
（『良家の子育て』第７章「身だしなみ・身の周りを整える」より）
次回は１月１３日配信予定です
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著者：諏内えみ
「マナースクール ライビウム」「親子・お受験作法教室」代表。皇室や政財界を始めとするＶＩＰアテンダント指導などを経て、スクールを設立。豊富な経験に基づき、本物のふるまいや会話、上質なマナーの指導を行う。
本書のほか、『｢育ちがいい人｣だけが知っていること』（ダイヤモンド社）や『もっと！｢育ちがいい人｣だけが知っていること』（ダイヤモンド社）のベストセラーをはじめ、『世界一美しいふるまいとマナー』（高橋書店）、『一流女性のあたりまえ』（扶桑社）など著書多数。最新刊は『大人の若見せを叶えるしぐさとふるまい 一瞬で見た目が下がるアンチエイジング・メソッド』（大和書房）、『ディズニープリンセス 幸せをつかむマナー』（諏内えみ・監修、KADOKAWA）。