フィジカルAIがひらく未来【月刊Newsがわかる8月号】

皇族数増やすため法改正へ

 国会の衆議院と参議院は皇族の数を増やすための案を取りまとめ、6月10日に「立法府の総意」として高市早苗首相に伝えました。それを受けて、高市さんは皇室典範の改正案を国会に提出する方針で、今国会での成立をめざしています。※国会議員みんなの意見(「Newsがわかる2026年8月号」より)

皇族   天皇の一族(皇室)で、結婚した女性を除く人たち。天皇陛下と上皇さまは含まれない。6月末日現在で男性3人、女性11人。
皇室典範   天皇の位はだれが受けつぐか(皇位継承)、皇族とはどんな人たちかといった、皇室に関することがらを定めた法律。
 「総意」 ポイント1 女性皇族が結婚後も皇室に残れるようにする

 皇室典範では天皇の位(皇位)は男系男子が受けつぐと定めており、若い世代の皇位継承者は秋篠宮さまの長男悠仁さま(19)1人です。今のままだと、天皇陛下の長女愛子さま(24)ら未婚の女性皇族5人は結婚したら皇室をはなれなければなりません。
 「立法府の総意」では、女性皇族が結婚後も皇族の身分を保てるようにしました。しかし、夫と子どもが皇族の身分を持つようにするかどうかは決めませんでした。*男系男子……父方が天皇家の血を引く男性。

 「総意」 ポイント2 旧宮家出身の男系男子を養子縁組で皇族にする

女性皇族の方たち=皇居で2025年9月6日

 

 戦前の皇族で、敗戦後の1947年にその身分をはなれた人たちがいます。11の宮家*です。この人たちは旧宮家と呼ばれ、天皇の男系子孫ですが、現在の天皇家とは共通の祖先が約600年前にまでさかのぼる遠い血筋です。
 「立法府の総意」は旧宮家出身の男系男子を養子として皇室にむかえる提案をしました。その後の皇室典範改正案では養子を例外的に認め、養子本人に皇位継承資格はないとしました。*宮家……天皇の家族と皇太子の家族を除いた皇族の一家。

1947年に民間人となった旧宮家の人たち

天皇制はずっと「男系」で受けつがれてきた歴史上、女性天皇は10代8人(2人は2回皇位についた)いるけれど、みな男系で、母方のみが天皇家の血を引く「女系」の天皇は一人もいない 

皇室を安定した形で未来につなげるためには、皇位継承のあり方を考え直さざるを得ないのう男系男子による継承にこだわるべきかどうか、国民的議論の深まりを願うぞ

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