社会科なんでもランキング【月刊Newsがわかる10月号】

憲法9条と自衛隊の関係 <ニュース検定>  

新聞、ニュースでよく見聞きする時事問題やワードを「ニュース時事能力検定」がわかりやすく解説します。 

 憲法をめぐる議論の最大のテーマであり続けてきたのが、平和主義の象徴である9条だ。特に戦力の不保持をうたった9条2項に照らして自衛隊の存在は合憲か違憲かを巡り、論争が繰り広げられてきた。

 自衛隊は1954年に創設された。憲法には明記されていないが、政府は「自衛のための必要最小限度の実力組織であって、憲法が禁じる『戦力』には当たらず合憲だ」との解釈を示している。議論は司法の場でも展開されたが、裁判所は正面から判断するのを避ける傾向にあった。

 こうした中、自民党が2018年、自衛隊を憲法に明記することを含む「改憲4項目」を示した。新たに「9条の2」を設け、「必要な自衛の措置を取ることを妨げず、そのための実力組織として(中略)自衛隊を保持する」という内容だ。

 これに対し、護憲派からは「9条が形だけで何の効果もないものになり、平和主義の理念が失われてしまう」と反対する声があるほか、「自衛隊は国民にすでに認められた存在で、あえて憲法を改正して明記する必要はない」との意見もある。

 一方、改憲派の中には「2項を削除して、自衛隊を戦力として位置づけるべきだ」という意見もある。また、専守防衛(*)をめぐり「他国から攻撃された場合の自衛権はどこまで認められるか」も論点になってきた。

*専守防衛……相手から武力攻撃を受けたときに初めて防衛力を行使し、その態様も自衛のための必要最小限にとどめ、また、保持する防衛力も自衛のための必要最小限のものに限るなど、憲法の精神にのっとった受動的な防衛戦略の姿勢をいう(2025年版防衛白書)。

     「2026年版ニュース検定 公式テキスト「時事力」発展編(1・2・準2級対応)」より

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ニュース検定とは?

 「ニュース検定」は1級~5級まで6段階あります。1・2・準2級は大学生・一般が主な対象ですが、もちろん中高生でも受検できます。

 『ニュース検定 公式テキスト「時事力」発展編(1・2・準2級)』は、「大転換の防衛政策」「岐路に立つ自由貿易」「『トランプ2.0』の米国」など27のテーマについて、グラフや図解を多用して最新ニュースをわかりやすく解説しています。

 検定の出題は、40分で各級40問。1級は四肢択一(選択肢から一つを選ぶ方式)と記述で、2・準2級はすべて四肢択一。2~5級の検定問題の約6割は、公式テキスト・問題集から出題されます。

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