縄文人はスーパースター!?【月刊Newsがわかる11月号】

拘禁刑とは  「ニュース検定」がわかりやすく説明

 どのような行いが犯罪で、罪を犯すとどのような刑罰が科されるのか――。これらは法律で定められています。では、刑罰とはそもそも何のために科されるのでしょう。刑罰の重点をこれまでの「懲らしめ」から「立ち直り(更生)」と再犯防止に変える新たな制度が、2025年6月に始まりました。

 刑罰のうち、刑務所での作業が義務付けられている「懲役」と、義務ではない「禁錮」を廃止し、代わりに「拘禁刑」を新設したのです。これまで大半の受刑者が科されてきた懲役は、「罰を与える」という要素が強く、社会から隔離して、職員の指示通りに黙々と物作りなどの作業をさせることが中心でした。

 これに対し拘禁刑は、刑務所などに入れて自由を奪う点では変わりませんが、立ち直りにつながるよ う、受刑者一人一人に合わせて作業と指導を組み合わせたプログラムを行います。

 例えば、無計画の生活の果てに盗みを重ねていた人には栽培計画を自ら立てる農作業、高齢で身体機能の落ちた人には「脳トレ」や運動指導といった具合です。受刑者を職員(刑務官)は呼び捨てにせず 、「さん」付けで呼ぶ など、刑務所の内を特殊な空間にせず復帰後の社会になじむようにする試みも行われています。

「再入所」減らす狙いも

 刑罰の種類が変わるのは、1907年に刑法が制定されて以後初めてです。受刑者の人権への配慮が理由ですが、刑務所に入る人のうち、再入所者の割合が54%(2024年)という状況を改善しようとする狙いもあります。

 しかし、一人一人に合わせた対応は、受刑者を区別せず「公平に扱う」というこれまでの対応から大きな変化です。また、事件の被害者らには「甘い対応だ」と映り、納得できないかもしれません。「受刑者が立ち直り、新たな犯罪を生まないこと」に社会の理解が広がるかが注目されます。

  「2026年版ニュース検定 公式テキスト&問題集「時事力」基礎編(3・4級対応)」より

毎週水曜日、金曜日に配信予定**


 書影をクリックすると本の通販サイト「Amazon」のサイトにジャンプします


ニュース検定とは?

画像をクリックすると「ニュース時事能力検定試験」公式HPにジャンプします

 「ニュース時事能力検定試験」(略称、ニュース検定)は、ニュースを読み解く力を多くの人に身につけてほしいと、日本ニュース時事能力検定協会(養老孟司・名誉会長)や毎日教育総合研究所、各地の新聞社が共催して、年3回実施しています。 
 1級~5級まで6段階ありますが、4級は主に中学生以上、3級は中高校生以上が対象です。『ニュース検定 公式テキスト&問題集「時事力」基礎編(3・4級)』は、「どうなる外交と防衛」「混迷する世界経済」「地球環境を守るために」など22のテーマについて、グラフや図解を多用して最新ニュースをわかりやすく解説しています。 

 ニュース検定は各級40分で40問。4級と3級は四つの選択肢から一つを選ぶ方式で、約6割はこの本から出題されます。 

ニュース検定の問題に挑戦してみよう!

公式サイトで模擬問題や過去問題を公開しています。力試しをしてみましょう。

https://www.newskentei.jp/question.php