鹿児島高専では、社会や地域の高度情報専門人材育成の要望に応えるとともに、新しい学びの場への変化を目的として学科改組を行いました。旧5学科(機械工学科、電気電子工学科、電子制御工学科、情報工学科、都市環境デザイン工学科)を「創造デザイン工学科」の1学科3類5コースへ再編しました。本校では、Well-beingを教育のテーマとして掲げ、ポジティブ教育(学生が「自ら考え」「自ら学ぶ」)を進めています。改組を機に、それをさらに推し進めていきます。
「自己実現」ができる鹿児島高専!?
ポジティブ教育は教室だけではありません。放課後はスポーツ・文化活動を通して「自己実現」に挑戦できる場になります。学問とスポーツ・文化活動は別物ではなく、一体であり、勉強(文)と課外活動(武)はわかれず(不岐)相乗効果も期待できる「文武不岐(ぶんぶふき)」の精神を大切にしながら、放課後は学生それぞれの夢に向けてチャレンジをしています。
夢を叶えたバドミントン部
高校総体バドミントン競技において「高専」
としては初めての学校対抗戦出場

バドミントン部集合写真
バドミントン部は令和8年度鹿児島県高校総体バドミントン競技男子団体戦において初優勝を果たし、「高専」として初めての団体戦でのインターハイ出場を果たしました。
しかし、バドミントン部は単に「強いチーム」を目指しているのではなく、「バドミントンというスポーツを通して、多くのファンの皆さんと幸せな気持ちを共有し、豊かな社会を創ること」というチームビジョンを掲げ活動し、その活動の中で享受できる経験を財産として、世界を豊かにできるエンジニアを目指して取り組んでいます。そして、広く社会にインパクトを与えるような「GOODチーム、GOODアスリート」になるために、日々試行錯誤をしています。今回は特徴的な内容について紹介します。
限られた活動時間をうまく使う工夫
~可能な限り根拠を大切に~
日々の練習の時間は限られているので、時間を最大限効率よく使うために、「科学的な根拠」を基に、練習が組み立てられています。例えば、バドミントンの専門書「Get Fit for Badminton」で分析されているゲーム中の運動特徴の中で「各ラリーの平均打数は6球」とされています。そのため、その数字をベースに練習やトレーニングを行っています。エンジニアになるためには数字や根拠へ意識を傾けることは重要なことです。その力の育成を行っています。

練習の様子
見えないものを見えるように
~可視化の力の向上~
バドミントンの試合でコートに立つと自分の力で相手と対峙することが求められます。自ら考え、自ら行動することが求められるのでその力の育成にも力を入れています。その行動力育成のために、ゲーム分析などにも力を入れています。ランニングスコアの分析、ラリー時間の分析、配球の分析を選手ミーティングで実施し「自ら考え、自ら行動する」力を育成しています。分析においては「見る」力も重要なポイントになることから「対話型アート鑑賞」などの手法を取り入れた選手育成にも力を入れています。

分析をしている様子
「GOODチーム、GOODアスリート」になるために
バドミントン部は「自他共栄(じたきょうえい)」の精神を大切にしています。柔道の創始者である嘉納治五郎が提唱した理念の一つであり、互いに信頼し、助け合うことで、自分だけでなく他者や社会全体も共に繁栄し、豊かになることを目指す精神を指します。そのため、社会貢献活動にも積極的に参加しています。鹿児島県の指導者育成会や霧島市の小中学生の大会へサポートスタッフとしての参加や地元クラブへの派遣指導などにも積極的に参加し、バドミントンファミリーとの心の交流を行っています。

バドミントンファミリー
鹿児島高専へのアクセス
■電車
JR日豊本線 隼人駅より2 km 徒歩25分
■バス
隼人駅‐鹿児島高専 約6分
いわさきバス 隼人中前 徒歩3分
鹿児島交通バス 浜ノ市本町 徒歩8分
■車
隼人東IC 約10分