Q:なぜ子どもばかり蚊に刺されるのですか。(大阪府枚方市、小1)
体温や汗のにおいに引き寄せられる
A 夏になると、蚊に刺されて、かゆい思いをしている毎小読者も多いかもしれません。蚊は世界に3000種以上といわれており、そのうち日本で確認されているのは約100種だそうです。蚊取り線香で有名な大日本除虫菊(KINCHO)宣伝部の笹岡可奈子さんに教えてもらいました。
血を吸うのは、産卵前のメスだけで、卵を育てる栄養源にするためです。なぜ蚊に刺されるとかゆくなるのかというと、蚊が毛細血管に針を刺して血を吸う時に唾液を入れるからです。この唾液が人の体の中に入ると、その部分がアレルギー反応を起こすため、かゆくなるのだそうです。
蚊は、私たちが吐く息に含まれる二酸化炭素や温度、汗のにおいなどを感知して人に近付いてきます。なので、その誘引するサインが多いと、蚊は寄ってきやすい、つまり刺されやすいということになります。例えば、お酒を飲んで体温が上がり呼吸量も多くなっている人や、汗っかきの人、運動した後の人などは、刺されやすいと言えます。 「子どもが刺されやすいのは、大人に比べて体温が高かったり、遊びまわってたくさん汗をかいていたりと、蚊が人を感知するサインを多く出していることが要因と考えられます」と笹岡さんは話します。
蚊に刺されたらつい、つばをつけたり、爪でバツをつけたりしてしまう子もいるかもしれません。笹岡さんは「ばい菌が入ってしまったり、傷ができてしまったりしてさらに炎症を起こす可能性があるのでやめましょう」と注意喚起します。「蚊に刺された部分を清潔にして、お薬を塗るなどして対応してください」
蚊に刺されないための対策方法も教えてもらいました。「蚊は汗のにおいなどを感知して寄ってくるので、汗をかいたらこまめにふき取るようにするとよいと思います。また蚊の多い場所に行く時は、なるべく肌の露出をさけるようにしてください」
蚊は天敵から身を守るために黒っぽい色に寄っていく傾向があるので、白っぽい色の服を着ることも効果的です。また、虫よけ剤を使う場合は、しっかりとムラなく塗ることも大切です。「虫よけを塗っているのに刺されるという人は、もしかしたら塗りムラができてしまっているかもしれません。虫よけをスプレーしたら、全体にまんべんなく塗り広げるようにしてください。また水で洗い流したり、汗をかいてふき取ったりした後は、こまめな塗りなおしがオススメです」【毎日小学生新聞編集部・長尾真希子】(毎日小学生新聞2021年8月24日掲載)

生産が最盛期を迎えている萬古焼の「蚊やり豚」=三重県菰野町で2019年5月、大西岳彦撮影
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