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スクールエコノミストWEB【普連土学園中学校編】

普連土学園理科部、大躍進! 理数教育が広げる可能性と未来

 日頃の理数教育で身につけた思考力を発揮して、課外活動でも大きな飛躍を見せる生徒たちがいる。同校の理科部ロケット班は、日本モデルロケット協会主催「ロケット甲子園」の上位常連校だ。2度目の出場となった2018年の第10回大会では強豪校を破って優勝。フランス・パリで行われたモデルロケット国際大会「IRC(International Rocketry Challenge)」に日本代表として出場を決めた。コロナ禍の間、国際大会自体の開催が見送られて来たが、「ロケット甲子園」では第12回大会まで連続優勝を果たし、今年のイギリス大会への出場権も獲得している。その活躍の様子はNHKの密着番組でも取り上げられた。中高生対象の大会とはいえ、到達高度や機体条件などは細かく規定されている。同校のロケット班は、高校生レベルをはるかに超えたデータ分析力と計算力、流体力学を駆使してモデルロケットを作製している。普連土学園の理数教育が生かされた事例といえよう。

国際大会では宇宙飛行士と交流

 目の前にある課題を分析し、必要な知識や道具を総動員して解決に向けて最後まで完遂する力。これはなにも学業だけにおいて役立つものではない。混迷を極める現代社会においても求められるものである。課題解決の過程は数学の問題を解く時にも通ずるものがある。同校の理数教育は社会に出てから役立つ力をつけることにもつながるのだ。

 ここ数年、現役理系進学率は4割近くを占めており、これまでは文系学部中心に進学していた東京大学も、2021年卒業生の中には理科I類に合格した生徒もいる。普連土学園の理数教育の充実ぶりは、これからもますますの進化を遂げるはずだ。(文/菅原淳子)

●学校データ

所在地         〒108-0073 東京都港区三田4-14-16

TEL          03-3451-4616

学校公式サイト     http://www.friends.ac.jp/

海外進学支援      

帰国生入試       有

アクセス

田町駅(JR山手線・京浜東北線)徒歩8分

三田駅(都営浅草線・三田線)徒歩7分

白金高輪駅(東京メトロ南北線)徒歩10分

国内外大学合格実績(過去3年間)

東京、一橋、北海道、東北、九州、筑波、東京農工、東京海洋、電気通信、東京外国語、東京学芸、東京藝術、お茶の水女子、横浜国立、千葉、信州、秋田(医)、福井(医)、佐賀(医)、大分(医)、山梨(医)、東京都立、横浜市立、川崎市立看護、防衛医科、東京女子医科(医)、慶應義塾、早稲田、上智、国際基督教、東京理科、パデューなど