Q:大相撲の力士の「まわし」はどうなっているの?(京都府精華町・小4)
関取と幕下以下では“まわし”が一変
A まわしは、力士が相撲をとるときに腰に巻く、帯のように長い織物のことです。テレビで見るとみんな似ていて色の違いしかわかりませんが、色にも意味があり、素材も階級などで違っています。
まず力士の階級を知ってください。上から順に横綱、大関、関脇、小結、前頭、十両、幕下、三段目、序二段、序ノ口があり、十両以上を関取と呼びます。実は関取と幕下以下でまわしが一変します。
本場所では、関取は絹のまわしを締めます。体形によって異なりますが、幅約80センチメートル、長さ約9メートル。六つ折りにして、股にはさんでから、腰のまわりを5~6周します。色も、日本相撲協会の力士規定(取り決め)で、関取は紺、紫色系統の繻子(つやのある絹織物)のまわしを使うと定められています。関取になると、後援会から絹のまわしを贈られることが多いです。紺、紫系統が主流ですが、カラフルなまわしも増えています。
ただし、関取は稽古では白の木綿まわしを使います。幕下以下の力士だと、本場所も稽古も黒または紫系統の木綿まわしのみ。同じ木綿でも、白いまわしを締めることは許されていません。木綿のまわしを日本相撲協会に納めている「三福商事」(東京都墨田区)社長の菅原通明さんによると、木綿のまわしは幅45~47センチメートル、長さ6~6・5メートル。1メートルの重さは約560グラムです。
まわしは折り方を変えながら、締めていきます。木綿まわしの場合、基本は四つ折りです。一方の端を二つ折りにしてまたぎ、股間を覆います。尻のあたりは八つ折りにして通し、再び四つ折りにして腰に巻きます。最後に八つ折りにして巻きつけて結びます。
日本相撲協会の規定で「まわしの前の部分がはずれ落ちた場合は、負け」と決まっています。まわしがはずれないよう、付け人がしっかり締めています。【毎日小学生新聞編集部・篠口純子】(毎日小学生新聞2016年5月1日掲載)

春巡業の大相撲高崎場所で白まわし姿でぶつかり稽古をする熱海富士関(左)=高崎市で2026年4月12日
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