フィジカルAIがひらく未来【月刊Newsがわかる8月号】

試される国際司法 <ニュース検定>  

新聞、ニュースでよく見聞きする時事問題やワードを「ニュース時事能力検定」がわかりやすく解説します。 

 国際刑事裁判所(ICC)と国際司法裁判所(ICJ) は戦争犯罪や国際紛争に対処する司法機関として、国際社会における「法の支配」の確立を目指している。しかし、近年の事例は、こうした国際司法システムが抱える構造的限界を浮き彫りにしている。

 ICCは2023年3月、ウクライナからの児童の違法な連れ去りを理由に、ロシアのプーチン大統領に対する逮捕状を発行した。さらに2024年11月には、ガザ地区での戦争犯罪の容疑でイスラエルのネタニヤフ首相らに逮捕状を発行した。一方、ICJは2025年10月、イスラエルに対してガザ地区への人道支援を求める勧告的意見を示した。

 しかし、これらの司法判断は実効性に課題がある。

 ICCの逮捕状の効力は加盟国にしか及ばず、非加盟国に引き渡し義務はない。ICJは 国連の主要機関でありながら、判決に強制執行力を持たない。

 政治的圧力も深刻だ。ネタニヤフ首相への逮捕状発行を受けて、イスラエルの後ろ盾である 米国は2025年、ICC判事らに対し、米国内の資産の凍結や米国への入国禁止といった制裁を発動した。

 国際司法機関はこうした限界に直面しており、「法の支配」による国際秩序の実現にはなお険しい道のりが残されている。 

    「2026年版ニュース検定 公式テキスト「時事力」発展編(1・2・準2級対応)」より

 **毎週水曜日、金曜日に配信予定**


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ニュース検定とは?

 「ニュース検定」は1級~5級まで6段階あります。1・2・準2級は大学生・一般が主な対象ですが、もちろん中高生でも受検できます。

 『ニュース検定 公式テキスト「時事力」発展編(1・2・準2級)』は、「大転換の防衛政策」「岐路に立つ自由貿易」「『トランプ2.0』の米国」など27のテーマについて、グラフや図解を多用して最新ニュースをわかりやすく解説しています。

 検定の出題は、40分で各級40問。1級は四肢択一(選択肢から一つを選ぶ方式)と記述で、2・準2級はすべて四肢択一。2~5級の検定問題の約6割は、公式テキスト・問題集から出題されます。

次回の検定はいつなの?

 「ニュース検定」で次回の検定日や、お近くの試験会場などご覧いただけます。 

ニュース検定の問題に挑戦してみよう!

公式サイトで模擬問題や過去問題を公開しています。力試しをしてみましょう。

https://www.newskentei.jp/question.php