中高大10年で「好き」を深める
中学では絵画とデザインの基礎を学び、のびのびとダイナミックな作品制作を通じて、描く喜びそのものを体験する。高校1年で「絵画」「デザイン」「工芸・立体」をそれぞれ学んだ後、高校2年からは自らの「好き」を追求するため1コースを選択して集中的に学んでいく。
例年8割前後の生徒が進学する女子美術大学には4学科がある。美術学科、デザイン・工芸学科、アート・デザイン表現学科、そして2023年に新設された共創デザイン学科だ。共創デザイン学科は、グラフィック、プロダクト、ビジネス、テックデザインの基礎を学びつつ、飲料メーカーや製造業など大手企業との産学連携プロジェクトで実社会の課題解決に取り組む。地域の課題解決や持続可能な製品開発など、実践的なテーマに挑戦しながら、女性ならではの共感力とコミュニケーション力を生かし、多様な人々と新しい価値を創造する「共創型リーダー」の育成を目指している。
受験勉強に追われることなく、自分の内なる「好き」を深く追求できる環境がここにはある。中学で自分の好きを見つけ、高校でそれを磨き、大学で専門性を高めていく。これが中高大10年一貫の強みだ。
多様な進路へつながる女子美の学び
女子美の教育は、美術の世界にとどまらない多様な進路へとつながっている。女子美術大学への高い内部進学率に加え、近年は慶應義塾大学や青山学院大学など他大学へ進学する生徒も増えている。普通科ならではの多様な生徒が集まり、「好き」を軸にしながら、一人ひとりが自分をより輝かせる進路を選び、歩んでいる。
卒業生はキャラクターデザイン、映画の美術監督、アートディレクターなど、美術・デザイン・メディア・企画・教育といった幅広い分野で活躍している。在学中に培った創造性と探究心を軸に、それぞれの道を切り拓いている。「作品制作という正解のない課題に向き合い続ける経験は、探究学習の本質そのもの。非認知能力を鍛え、その力が現代社会の様々な分野で評価されているのです」と並木教諭は語る。好きという気持ちを起点に、自分の世界を広げていく。その歩みに寄り添い、可能性を確かな「力」に育てていく場所──女子美はその出発点となる。
(文/佐久間香苗)
所在地 〒166-8538 東京都杉並区和田1-49-8
TEL 03-5340-4541
学校公式サイト http://www.joshibi.ac.jp/fuzoku
海外進学支援 有
帰国生入試 有
アクセス
東高円寺駅(東京メトロ丸ノ内線)徒歩8分
国内外大学合格実績(過去3年間)
女子美術、東京藝術、武蔵野美術、多摩美術、東京造形、日本(芸)、京都芸術、東京都立、慶應義塾、国際基督教、学習院、立教、青山学院、立命館アジア太平洋、東京農業、東京電機など
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