【ニュースがわかる2024年11月号】巻頭特集は世界が注目! アメリカ大統領選

値段はどうやって決まる? 「ニュース検定」がわかりやすく説明

 新聞、ニュースでよく見聞きする時事問題やワードを「ニュース時事能力検定」がわかりやすく解説します。

 物やサービスの値段は「需要」(それを欲しがる人がどれだけいるか)と「供給」(それを欲しがる人に提供できる量)のバランスで決まります。供給が需要を上回れば値段は下がり、逆に需要が供給を上回れば値段は上がるのが基本的な仕組みです。

 ものやサービス全体の値段の平均値を、一定の方法を使って算出したものを「物価」といいます。物価は上がりすぎても下がりすぎても、さまざまなところに悪い影響が出るため、緩やかに上昇するくらいが景気が上向くのにちょうど良いとされます。

 ただ、「良い上昇」と「悪い上昇」があります。良い上昇とは、景気が良く、ものやサービスの需要が高まった結果、物価が上がることです。一方で悪い上昇は、円安やエネルギー資源の高騰で、ものやサービスの費用はかさんだ結果、物価が上がることです。消費者の負担を増すだけなので、良い 上昇とは区別されます。

 

 (「2024年度版ニュース検定 公式テキスト&問題集「時事力」基礎編(3・4級対応)」より)

次回は7月31日に配信予定です。

 


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ニュース検定とは?

画像をクリックすると「ニュース時事能力検定試験」公式HPにジャンプします

 「ニュース時事能力検定試験」(略称、ニュース検定)は、ニュースを読み解く力を多くの人に身につけてほしいと、日本ニュース時事能力検定協会(養老孟司・名誉会長)や毎日教育総合研究所、各地の新聞社が共催して、年3回実施しています。 
 1級~5級まで6段階ありますが、4級は主に中学生以上、3級は中高校生以上が対象です。3・4級対応のニュース検定 公式テキスト&問題集「時事力」基礎編(3・4級対応)は、「脱炭素社会への道のり」「社会保障のこれから」「核兵器と向き合う世界」など22のテーマについて、グラフや図解を多用して最新ニュースをわかりやすく解説しています。また、「時事力Basic」でそもそもの基礎知識を身につけることができます。 

 4級と3級の検定問題は四つの選択肢から一つを選ぶ方式。各45問の約6割はこの本から出題されます。 

次回の検定はいつなの?

 「ニュース検定」で次回の検定日や、お近くの試験会場などご覧いただけます。 

ニュース検定の問題に挑戦してみよう!

公式サイトで模擬問題や過去問題を公開しています。力試しをしてみましょう。

https://www.newskentei.jp/question.php