- 2025年2月12日
水をはじくサトイモの葉ってどんな構造?【疑問氷解】
秋から冬にかけて旬を迎えるサトイモ。葉は大きなハート形をしています。水をかけると、玉のように丸まって転がり落ちます。東京薬科大学生命科学部の野口航教授に聞きました。「葉の表面の表皮組織がでこぼこしていることと、クチクラ層というワックスが多く含まれた部分があるためだと思います」と説明します。
秋から冬にかけて旬を迎えるサトイモ。葉は大きなハート形をしています。水をかけると、玉のように丸まって転がり落ちます。東京薬科大学生命科学部の野口航教授に聞きました。「葉の表面の表皮組織がでこぼこしていることと、クチクラ層というワックスが多く含まれた部分があるためだと思います」と説明します。
毎日小学生新聞では「ベートーベン」を使っています。これは小学生向けに、そのようにしたのではありません。1991年、国の役所の文化庁の会議で「外来語の表記」が議論され、「ヴァ」「ヴィ」などは、一般的には「バ」「ビ」と書くことができるとしたことが基礎になっています。毎日新聞だけでなく、他の新聞やテレビなど多くのマスコミが今もそれを守っています。
現在冷凍食品と認定されている野菜や果物は、ほとんど栄養価が変わらないことがわかっています。野菜などは、収穫後、みなさんの食卓に届くまでに時間がかかる場合が多いです。その途中で、栄養成分の一部は分解されてしまいます。しかし、冷凍食品は、畑で収穫された後、短時間で急速冷凍させてマイナス18度以下の低温で保存するので、収穫した時に近い栄養を保つことができるのです。
麻布大学で犬のコミュニケーション能力について研究する久世明香さんに聞きました。日本の盲導犬は、主にラブラドルレトリバーとゴールデンレトリバーです。この2種が持つ順応性(変化に合わせる能力の高さ)や、人と一緒に行動したがるといった性質、大きさなどが、盲導犬に必要な条件と合っているからです。
LED電球や蛍光灯を製造・販売するパナソニックの鈴木勝さんと池田政行さんに聞きました。60形の白熱電球は54ワットの電力を消費するのに対して、60形のLED電球は、7分の1以下の7.3ワットの電力消費で済みます。これは光の作り方の違いによるものです。
ロケットは人工衛星や惑星探査機を積んで、宇宙まで運びます。エンジンの中で燃料を燃やし、ガスを噴き出す反動で飛ぶことができます。ものが燃えるには酸素が必要ですが、宇宙には酸素がありません。そのため、エンジンに燃料と酸素を一緒に積んでいます。
憲法が専門の木村草太・東京都立大学教授に聞きました。質問を寄せてくれた人は、木村さんが2020年毎日小学生新聞に連載していた「ほとんど憲法」の中で、怪獣映画に登場する「ゴジラ」に対して自衛隊が武器を使って戦うことができない、と解説していたのを読み疑問に思ったそうです。
自転車はペダルをこぐと、それにあわせてチェーンが動き、チェーンとつながった後ろの車輪が回ることで走ります。ペダルを後ろにこいでも車輪が後ろに回らないのは、後ろの車輪に付いている、歯車が付いたフリーホイールという部品のためです。フリーホイールは、ペダルを前にこいだ時はその動きを後ろの車輪に伝えますが、後ろにこいだときは、空回りして、後ろの車輪に力が伝わることはありません。
世界には、肉や魚といった動物を食べない人たちがいます。動物を食べない人を「ベジタリアン(菜食主義者)」といいます。多いのはインドです。宗教であるヒンズー教やジャイナ教の教えだからです。人口の4割程度がベジタリアンだとみられています。