- 2024年4月5日
「一帯一路」にかげり 「ニュース検定」がわかりやすく解説
中国の習近平・国家主席が2013年秋に巨大経済圏構想「一帯一路」を打ち出してから、10年が過ぎました。中国は古代のシルクロードにちなみ、中国から欧州を陸路と海路でつなぎ、巨額の資金力で鉄道や港湾などインフラ建設を推進、アジアインフラ投資銀行(AIIB)の設立を主導しました。
中国の習近平・国家主席が2013年秋に巨大経済圏構想「一帯一路」を打ち出してから、10年が過ぎました。中国は古代のシルクロードにちなみ、中国から欧州を陸路と海路でつなぎ、巨額の資金力で鉄道や港湾などインフラ建設を推進、アジアインフラ投資銀行(AIIB)の設立を主導しました。
仲間同士だけで通じる言葉をつくったり、使った経験はありませんか。方言を研究している奈良大学教授の真田信治さんは「方言の多くは、子どもが遊びの中で創造したものと考えます」と話します。真田さんは、方言で異なる言葉が、子どもの遊びの対象に多いことに注目します。
近年の国際社会では、アジアやアフリカ、中東、中央・南アメリカなどの新興国・途上国の動きが注目されています。日本やアメリカ、ヨーロッパなど主に地球の北半球にある主要国に対して、これらの新興国・途上国は南半球に多いことから「グローバルサウス」という総称で呼ばれます。どの国が含まれるかは曖昧(あいまい)ですが、インドは自らをグローバルサウスのリーダー役と称しています。
世界の森林には、約6万種類の樹木が生育しています。森林は、地球上の両生類の80%、鳥類の75%、哺乳類の68%が暮らすといわれる命の宝庫です。
自治体の取り組みや新型コロナウイルスの感染拡大などを背景に、近年、地方移住への関心が高まっています。ただ、就業や家族の同意といったハードルが高く、移住は容易ではありません。そこで、実際に暮らしていなくても、その地域に貢献できる存在として関係人口 が注目されています。
障害のある人もない人も、誰にとっても暮らしやすい社会を目指す動きが進んでいます。大きなきっかけは障害者差別解消法(2016年施行)です。私たちの社会には、障害者にとって、障害のない人と同じような日常生活を送ることの妨げになるものや制度がたくさんあります。できる範囲でそれらを取り除くことを「合理的配慮」といいます。
兵庫県の伊丹市昆虫館副館長の坂本昇さんは「花の色が虫を呼び寄せる一因になっていることはわかっています」と話します。ハチやチョウなどの昆虫は、人が認識できない紫外線を見ることができます。花は紫外線を反射したり吸収したりしていて、こうした働きが「蜜標(みつひょう)」と呼ばれる目印になっています。ハチやチョウはこの蜜標を見分けて、蜜のありかがわかると考えられています。
地震の発生確率や規模の評価は、推計の手法などによって異なります。想定外の大地震だった東日本大震災以降、将来の大地震について国が「最大級」の想定を公表したところ、被害が見込まれる市町村の抗議を招いた例もあります。
1992年にブラジル・リオデジャネイロで行われた国連環境開発会議(地球サミット)では、地球温暖化防止に向けた初めての国際的な取り組みである「国連気候変動枠組み条約」が結ばれました。1995年から毎年、参加国が集まって締約国会議(COP)が開かれるようになりました。