世界の人たちと生きる これからの日本【月刊ニュースがわかる11月号】
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社会

  • 2025年8月27日

「技能実習」から「育成就労」へ  「ニュース検定」がわかりやすく説明

政府は近年、人手不足を解消するために外国人労働者の受け入れを増やしています。2024年には 国内外の外国人労働者が230万人を超えて過去最多を更新するなど、社会に欠かせない存在になりました。日本にいる外国人労働者を国籍別にみると、多い順にベトナム、中国、フィリピンと続き、アジア諸国の割合が全体の7割超を占めます(2024年10月末時点)。

  • 2025年8月22日

循環経済  「ニュース検定」がわかりやすく解説

政府は従来の「大量生産・消費・廃棄」から脱却し、廃棄物を資源として再生して経済活性化につなげる循環経済 (サーキュラーエコノミー)の促進に取り組んでいる。例えば、再生プラスチックの活用 ▽太陽光パネルのリサイクル▽食品ロスの削減▽メーカーとリサイクル業者の連携強化――などだ。

  • 2025年8月20日

ヤングケアラーへの支援  「ニュース検定」がわかりやすく説明

近年、ヤングケアラーの存在や、支援の必要性が知られるようになりました。子どもは、心身が発達し、学業や人間関係の築き方などを習得して成長していく途中にあります。その時期に重い ケアの負担を抱えると、勉強や遊びの時間が取れなくなったり、睡眠時間が短くなったりして、自身の成長や進路に大きな影響を受ける恐れがあります。

  • 2025年8月15日

忘れられる権利  「ニュース検定」がわかりやすく解説

情報がひとたびネットに載ると、瞬く間に世界中に拡散し、完全に消し去ることは極めて困難だ。犯罪歴や何気なく投稿した「悪ふざけ」の動画など、その人にとって不都合な情報も残り続け、就職などの妨げになり得る。

  • 2025年8月13日

熱中症とは 「ニュース検定」がわかりやすく説明

暑かったり、湿度が高かったりする場所で体温調節などがうまく働かなくなり、体内に熱がこもった状態のこと。体内の水分とミネラル分のバランスが崩れて、めまいや失神、こむら返り(足がつる)、大量の発汗などの症状が見られる。

  • 2025年8月8日

空洞化する核拡散防止体制  「ニュース検定」がわかりやすく解説

核兵器の保有を米英仏露中の5カ国にのみ限定する核拡散防止条約(NPT)が空洞化して久しい。冷戦終結後、5大国の核弾頭数は減少傾向にあるが、NPT未加盟のインド、パキスタン、イスラエル、加盟後に脱退を表明した北朝鮮では核軍備が強化されてきた。

  • 2025年8月6日

ヒロシマ、ナガサキで何が? 「ニュース検定」がわかりやすく説明

1945年8月6日午前8時15分、アメリカの原子爆弾(原爆)が広島市上空で爆発しました。人類史上初めて、核兵器が戦争で使われた瞬間です。続く8月9日午前11時2分、長崎市にも原爆が投下されました。熱線や爆風、放射線が人々や建物を襲い、大やけどを負ったり建物の下敷きになったりして、多くの命が瞬く間に奪われました。

  • 2025年8月1日

原子力も「最大限活用」へ  「ニュース検定」がわかりやすく解説

政府が2024年12月に公表した「エネルギー基本計画」の改定案では、原子力発電所についても「最大限活用する」と明記された。東京電力福島第1原発事故(2011年)後、政府は原発について 一貫して「依存度を可能な限り下げる」との方針を掲げ、「原発の新設・増設や 建て替えを想定していない」との立場を取ってきた。しかし、今回の改定案では「依存度を可能な限り下げる」との文言が削除され、安全性を第一に最大限活用していく方針が示された。

  • 2025年7月30日

口コミを装うステマ  「ニュース検定」がわかりやすく説明

広告であることは明かさず、口コミを装って商品の宣伝をすることを「ステルスマーケティング(ステマ)」といいます。ソーシャルメディアを通じて世間に影響を与える ユーチューバーなどのインフルエンサーや芸能人に、広告主である企業がお金を支払うなどしてSNS(ネット交流サービス)やブログに口コミを投稿してもらうケースが代表的です。

  • 2025年7月25日

財政の三つの役割  「ニュース検定」がわかりやすく解説

国や地方自治体が、個人や企業から集めた税金や、国債・地方債を発行して借りたお金を元にやりくりすることを「財政」という。民間企業が手がけない警察・消防などの公共サービスや、社会保障(年金、医療など)、公共事業(道路のような社会資本の整備など)、教育、防衛――などが主な使い道だ。 財政には資源配分(公共財の供給など)▽所得の再分配▽景気の安定―の三つの役割がある。