10代のうちに強くする! 骨のチカラ【月刊ニュースがわかる5月号】
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watanabe-ko

  • 2025年2月12日

核軍縮 核保有国の取り組み鈍く  「ニュース検定」がわかりやすく説明

世界の核兵器は、ピーク時の冷戦末期の約7万発から約1万2500発まで大幅に減りました。しかし近年は、世界全体で核兵器を減らす取り組み(核軍縮)が進んでいると言えません。核軍縮に関する最大の枠組みが「核拡散防止条約(NPT)」です。世界の大半の国が参加し、参加国・地域に対しては「誠実な核軍縮交渉」が義務づけられています。ただ、各保有国(核兵器を持つ国)の取り組みは鈍いうえ、条約に参加していない核保有国もあります。

  • 2025年2月6日

病気にかかるのはなぜ? <子どもの哲学>

病気にはいろいろな種類があって、その原因もいろいろだ。たとえば、風邪はウイルスという物質が身体に入って起こる。風邪を防ぐ方法はいろいろあるし、お医者さんに行けば薬をくれる。でも、この問いを考えてくれた君が聞きたいのは、病気が生じる原因じゃない。「自分につらいことや嫌なことがあるとき、さらに自分をいじめるような病気になるのはなぜか」ということだ。

  • 2025年2月5日

「ベートーベン」?   それとも「ベートーヴェン」?【疑問氷解】

毎日小学生新聞では「ベートーベン」を使っています。これは小学生向けに、そのようにしたのではありません。1991年、国の役所の文化庁の会議で「外来語の表記」が議論され、「ヴァ」「ヴィ」などは、一般的には「バ」「ビ」と書くことができるとしたことが基礎になっています。毎日新聞だけでなく、他の新聞やテレビなど多くのマスコミが今もそれを守っています。

  • 2025年1月31日

毎年発行される「赤字国債」 「ニュース検定」がわかりやすく解説

財政は主に税収で賄うのが本来のあり方だが、日本では、第一次石油危機で財政が悪化した1975年度以降、赤字国債の発行が毎年度(1990年時代の一時期を除く)繰り返されてきた。しかし、赤字国債の発行は財政法で禁じられているため、発行するには原則として1年限りの特例法を制定しなければならない。ただ、国会での与野党の駆け引きで特例法が成立せず、予算の執行に支障が出る恐れもある。これを防ぐため、特例公債法が改正され、2025年度までは赤字国債を発行できることになっている。

  • 2025年1月30日

人はどうやって言葉を話すようになったの? <子どもの哲学>

この問いは、「言葉」というものをどう定義するかによって、回答が異なってくるね。自然の豊かなところへ行ってよく観察するとわかるけれど、いろいろな生き物たちがお互いにいろいろな方法で合図しながら生きている。鳥は鳴き声で仲間を呼んだり、危険を知らせるなど警告したりする。ミツバチは独特な踊りのようなことをして、仲間にエサの場所を教える。アリは匂いで自分の巣とそうでないものとを区別する。

  • 2025年1月29日

冷凍野菜 栄養価は変わらないのですか?【疑問氷解】

現在冷凍食品と認定されている野菜や果物は、ほとんど栄養価が変わらないことがわかっています。野菜などは、収穫後、みなさんの食卓に届くまでに時間がかかる場合が多いです。その途中で、栄養成分の一部は分解されてしまいます。しかし、冷凍食品は、畑で収穫された後、短時間で急速冷凍させてマイナス18度以下の低温で保存するので、収穫した時に近い栄養を保つことができるのです。

  • 2025年1月29日

子どもの権利とルールの見直し 「ニュース検定」がわかりやすく説明

明治時代に制定された民法のうち、親子をめぐる規定が2022年に改正されました。民法では教育に必要な範囲で親が懲らしめることを認める「懲戒権」が定められていました。 しかし、「しつけ」を名目にした虐待で子が死亡する事件は後を絶ちません 。 そのため、改正民法では「懲戒権」が削除され、新たに「子の人格の尊重」「子の年齢・発達への配慮」「体罰の禁止」が明記されました。