本人が変えようのない身体的特徴はとてもセンシティブな事柄です。思いもよらず相手を傷つけてしまうことがあります。例えば「背が高くて素敵ね」「〇〇ちゃんはやせてていいな」「くせっ毛がいい感じ」「キリッとしたお顔でかっこいい」など、言われた本人にコンプレックスがあればとても悲しい思いをしてしまうかもしれません。相手のからだの特徴を口にするときは、十分に注意することを親として必ず教えてあげてください。
髪や目、肌の色、体形、からだの特徴を本人に言ったり、人に説明したりする際は十分な配慮が必要です。何の気なしに、そして、悪気もなく言っているとしても、また、たとえ褒め言葉として使っていても、本人やそのご家族、またそれを耳にした方々が不快に感じる可能性があるからです。
(諏内えみ著『良家の子育て』第3章「あいさつ・話し方」より)
次回は2月4日配信予定です
書影をクリックすると本の通販サイト
「Amazon」のサイトにジャンプします
「育ちがいい子」「品がいい子」はいったい何が違うのか? 具体的にお父さま、お母さまは何をしたらいいのか? どんな言葉をかけると伝わりやすいのか?
本書では、「育ちがいい子」のふるまいやマナーを身につけるコツを名門小学校などのお受験指導のプロが初めて公開しています。本サイトの電子書籍にもラインアップされています。
著者:諏内えみ


「マナースクール ライビウム」「親子・お受験作法教室」代表。皇室や政財界を始めとするVIPアテンダント指導などを経て、スクールを設立。豊富な経験に基づき、本物のふるまいや会話、上質なマナーの指導を行う。
本書のほか、ベストセラー『「育ちがいい人」だけが知っていること』(ダイヤモンド社)をはじめ、『世界一美しいふるまいとマナー』(高橋書店)、『一流女性のあたりまえ』(扶桑社)など著書多数。最新刊は『もっと!「育ちがいい人」だけが知っていること』(ダイヤモンド社)。