「おなかすいた!! なにかたべたーい」「はやくおもちゃであそびたーい!」「つかれたー」
子どもですから、靴を揃えるどころか脱ぎ散らかして、家に上がることもあるでしょう。玄関での作法を教えていなければ、何ら不思議ではない行動です。
靴の片づけは椅子を戻すことと同様の生活習慣となります。外出先だけでなくご自宅であっても、お父さま、お母さまご自身が脱いだ靴をクルッと回し揃えて置いていますか? そしてそれをお子さんにも守らせていますか? 繰り返しお伝えしますが、子どものふるまいは親のふるまいそのままを映す「鏡」なのです。
そしてもうひとつ。履くときのことも必ず一緒に教えてあげてください。脱ぎ散らかしたり、揃っていても逆さまに向いたりしていると、とても履きにくく時間もかかってしまいます。実際にお子さんにそれを経験させ、「ちゃんと揃えておくとすぐに履けるね」と教えてあげてください。
「なぜそうするのか」という理由を知ることにより、幼いながら納得して取り組めます。
(諏内えみ著『良家の子育て』第2章「所作・ふるまい」より)
次回は1月28日配信予定です
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「育ちがいい子」「品がいい子」はいったい何が違うのか? 具体的にお父さま、お母さまは何をしたらいいのか? どんな言葉をかけると伝わりやすいのか?
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著者:諏内えみ


「マナースクール ライビウム」「親子・お受験作法教室」代表。皇室や政財界を始めとするVIPアテンダント指導などを経て、スクールを設立。豊富な経験に基づき、本物のふるまいや会話、上質なマナーの指導を行う。
本書のほか、ベストセラー『「育ちがいい人」だけが知っていること』(ダイヤモンド社)をはじめ、『世界一美しいふるまいとマナー』(高橋書店)、『一流女性のあたりまえ』(扶桑社)など著書多数。最新刊は『もっと!「育ちがいい人」だけが知っていること』(ダイヤモンド社)。