ポジティブな言葉を使う【良家の子育て】

 「これきらーい」「できなーい!」と頻繁に言う子がいます。じつは、このネガティブな言葉づかいは、親や周りの大人の声のかけ方に関係していることが往々にしてあるのです。

 さて、ここで、お子さんに対する声かけを思い起こしてみてください。

 「これ、嫌いなの?」「できない?」という言葉は、日々何気なく使っているのではないでしょうか。しかも頻繁に。すると、当然お子さんは同じような言葉で表現するようになってしまうのです。お伝えしているように「鏡」なのですから、考えてみれば、ごくあたりまえのことですよね。

 私の作法教室では、「嫌い」「○○できない」という言葉を使わないようにしているお母さまがいらっしゃいます。

 さて、そのお子さんはどんな言葉を使うのでしょうか。驚くことに、「ぼくこれ(にんじん)キライ!」「○○ちゃんできない!」という言葉は一切出てきません。

 「ぼくこれたべない」「これおのこしする」と自分の意思として伝えたり、「ねえ、どうすればできるの~?」と、前向きな言葉で質問してきたりするのです。

 親が「嫌い」は極力使わないようにする。「できた?」「できない?」とは聞かず、「どうすればできるかな?」と問いかけてみる……。毎日のポジティブな声かけの習慣がとても大切だということ、そしてお子さんの性格まで左右することを、私も学ばせてもらっています。

     (『良家の子育て』第3章「あいさつ・話し方」より) 

次回は8月19日配信予定です

 書影をクリックすると本の通販サイト
「Amazon」のサイトにジャンプします

「育ちがいい子」「品がいい子」はいったい何が違うのか? 具体的にお父さま、お母さまは何をしたらいいのか? どんな言葉をかけると伝わりやすいのか?

 本書では、「育ちがいい子」のふるまいやマナーを身につけるコツを名門小学校などのお受験指導のプロが初めて公開しています。本サイトの電子書籍にもラインアップされています。

著者:諏内えみ

「マナースクール ライビウム」「親子・お受験作法教室」代表。皇室や政財界を始めとするVIPアテンダント指導などを経て、スクールを設立。豊富な経験に基づき、本物のふるまいや会話、上質なマナーの指導を行う。

本書のほか、ベストセラー『「育ちがいい人」だけが知っていること』(ダイヤモンド社)をはじめ、『世界一美しいふるまいとマナー』(高橋書店)、『一流女性のあたりまえ』(扶桑社)など著書多数。最新刊は『もっと!「育ちがいい人」だけが知っていること』(ダイヤモンド社)。